パックン「節約はガマンではなく稼ぎ」の金銭感覚 今でも「服を買うのは5年に1回程度」
華やかな芸能界に身を置きつつも「お金を使わない生活が好き」と語る庶民感覚たっぷりのタレントたち。背景にあるのは“過去の貧乏暮らし”。もったいないマインドを大いに学びたい。
食費は1日300円、少年時代の極貧生活
ハーバード大卒のお笑いタレント「パックン」ことパトリック・ハーラン。投資家としても知られ、金融教育の講師として全国各地で講演会も行っている。
しかし、その華々しい経歴とは裏腹に、少年時代は一時、生活保護を受けるほどの苦しい生活を送っていた。
「母と2人暮らしで、当時1人あたりの1回分の食費は89セント(約100円)。いつも安く買える味のしないチーズをパンにのせて食べました。牛肉も買えないから、パサパサの七面鳥にビーフ味のブイヨンで味つけしていました」
牛乳は高いからと、ずっと脱脂粉乳を飲んでいたそう。冬の暖房は16℃設定で毛布をかぶる。スノーブーツは買わずに靴下に長い袋をかぶせて代用していた。
厳しい家計を助けるため、10歳から新聞配達のアルバイトを8年間継続。そのころから自分の口座をつくり、コツコツと小遣いを貯める習慣が身についた。
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