2023年も「食品値上げラッシュ」から逃げられない すでに7000品目突破、2月は再びピークに
2022年は10月を中心に食品の値上げラッシュとなった。2023年はすでに2022年を上回るペースでの値上げが予定されているという。
食卓を襲う値上げラッシュはまだまだ続く。消費者が逃れる術はない――。
食用油、パン、菓子など、年間を通じてさまざまな食品の値上げが相次いだ2022年。報道や店頭で「またか」と感じた消費者も多かっただろう。しかし、2023年はさらにハイペースでの値上げが決まっている。
信用調査会社・帝国データバンクが食品主要105社を対象に行った調査によれば、2023年に予定されている値上げ品目数はすでに7152品目(12月21日時点)に達した。これは2022年の1.5倍のペースだ。原材料高に加えて電気代やガス代などの上昇もあり、値上げラッシュが続く可能性が高い。
再びラッシュ到来、その後も高水準が続くか
2022年、最も厳しいラッシュとなったのは10月だった。値上げは実に6699品目、平均値上げ率は16%に及び、8月の2493品目、9月の2424品目からも激増した。
ロシア・ウクライナ情勢に伴う小麦や食用油の上昇に加えて、原油高で包装資材や容器、物流費も高騰。円安も重なった。食品分野にとどまらず、大幅な値上げに踏み切るケースがみられた。
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