東芝は東電・福島原発に60名を派遣、対策チームは総勢830人、日立製作所も10数名を東電に派遣【震災関連速報】
東芝は16日、福島第一原子力発電所に約60人の技術者を派遣したことを明らかにした。同社は地震発生直後から緊急の対策チームを立ち上げて対応に当たっているが、その陣容は約700人。モーターやポンプなど関連機器の技術者も合わせると、総勢で830人にのぼるという。
現時点で福島原発に派遣されているのは、原子力の技術者700人のうち約60人。モーターなど事態の収拾に必要な補機類の据え付けや技術指導に当たっているもようだ。東京電力本社にも約20名の技術者が詰めており、東電の支援要請に即応できる体制を敷いている。技術者の派遣は随時増やしており、今後も必要に応じて追加派遣を行う方針。東芝は福島第1原発の2号機と3号機を納入した経緯がある。
また、4号機を納入した日立製作所も16日、東電の対策チームに10数名の技術者を合流させ、資機材の確保や技術支援などに当たっていることを明らかにした。日立も地震が発生した11日の夕方に24時間体制の緊急対策室を設置し、対応を行ってきた。派遣要員の増員も検討しているという。
(長谷川 高宏 =東洋経済オンライン)
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