前回の報道公開の際にはホームの壁に「大阪駅」という駅名標が、コンコースからホームに降りる階段には「難波・天王寺・関西空港方面」と書かれた案内板が設置されていたが、今回はどちらも取り外されていた。このときの駅名標や案内板は作業員に自分たちは大阪駅を造っているということを実感させるためのもので、あくまで仮置きのもの。完成に近づき駅らしくなったので取り外したとのことだ。開業が近づいたら、本物の駅名標や案内板を設置する。
「未来の駅」どんな姿に?
2025年の大阪・関西万博ではアクセス輸送の取り組みとして桜島線の増発が決まっているが、さらに新大阪―大阪―桜島間の直通臨時列車も運行される。この列車はうめきたの新ホームに停車する。「関西だけでなく、日本の玄関口としての役割を期待している」と、木本所長が力強く語る。
JR西日本は「うめきた駅」をイノベーションの実験場と位置付け、最新のデジタル技術を駆使したインタラクティブな空間を実現する。この場所に降り立てば、一足先に未来の駅を体感することができるという。万博を訪れる観光客が驚く姿が目に浮かぶ。
うめきたエリアでは2023年2月11日の夜間から13日の早朝にかけて線路切り換え工事が行われる。13日からは、大阪駅にはまだ停車しないものの、新しい線路の上を特急はるかや特急くろしおが走り始める。新しい大阪駅が一歩ずつ完成に近づいている。
工事が進む大阪駅「うめきた」地下ホーム
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大阪駅「西口」建設の様子
(記者撮影)
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柱には化粧板が貼られている
(記者撮影)
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エスカレーター設置済み
(記者撮影)
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うめきた地下口の地上部分外観
(記者撮影)
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うめきた地下口の地上部分外観
(記者撮影)
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ホームに設置されたフルスクリーン型ホームドア
(記者撮影)
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自動改札機などの機器はこれから設置される
(記者撮影)
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うめきた地下口のコンコース
(記者撮影)
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設置されたエスカレーター
(記者撮影)
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工事中の階段
(記者撮影)
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目の前を軌道自転車が通り過ぎた
(記者撮影)
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2022年3月時点では「大阪駅」の駅名標があった
(記者撮影)
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2022年3月時点では「天王寺方面」などの行先案内
があった(記者撮影)
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うめきた2期再開発の様子
(記者撮影)
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ホーム延伸工事中
(記者撮影)
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ホーム延伸工事中
(記者撮影)
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設置された案内板
(記者撮影)
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おおさか なおき / Naoki Osaka
1963年函館生まれ埼玉育ち。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。生命保険会社の国際部やブリュッセル駐在の後、2000年東洋経済新報社入社。週刊東洋経済副編集長、会社四季報副編集長を経て東洋経済オンライン「鉄道最前線」を立ち上げる。製造業から小売業まで幅広い取材経験を基に現在は鉄道業界の記事を積極的に執筆。JR全線完乗。日本証券アナリスト協会検定会員。国際公認投資アナリスト。東京五輪・パラにボランティア参加。プレスチームの一員として国内外の報道対応に奔走したのは貴重な経験。
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