クボタは部品供給遅れ等で、コンバイン生産の宇都宮工場など2工場の稼働再開を延期【震災関連速報】
クボタは、宇都宮工場(栃木県宇都宮市)と筑波工場(茨城県つくばみらい市)の2工場について、少なくとも20日まで稼働を停止すると明らかにした。21日以降の再開メドについては「未定」(広報)としている。本来は、今日(17日)から稼働再開予定だった。
宇都宮工場はコンバインや田植機、筑波工場はトラクター、エンジンなどを、輸出用をメインに生産している。稼働を延期した理由は、部品の供給が困難であるため。また、従業員のほとんどが自動車通勤であるため、ガソリン不足も影響している。2工場とも、今のところ、代替生産の予定はない。
トラクターやエンジンは、堺(大阪)でも生産しているが、モデルが異なるため、振り替え生産が容易というわけではない。稼働再開が遅れれば、今期および来期の業績に影響を及ぼすおそれもある。
船橋の京葉工場(千葉県船橋市)については、夜勤のみ、今日(17日)から稼働を再開する。日中は、計画停電の影響を受けるため、当面、営業しない。竜ヶ崎工場(茨城県龍ヶ崎市)は、16日から稼働を再開している。
(前野 裕香 =東洋経済オンライン)
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