山崎製パンは仙台工場の稼働停止続く、関東地区の工場でも原料調達に支障【震災関連速報】
山崎製パンは、東日本大震災の影響でライフラインが寸断されている仙台工場(宮城県柴田郡柴田町槻木白幡)の稼働停止状態が続いている。関東地区の工場でも原料調達に支障が出始めた。
仙台工場以外は建物の損壊はない。関東地区のどの拠点で影響があるかまでは公表していない。
震災による被害が軽微な関東地区でも、ジャムやピーナツバターなど菓子パンの詰め物の調達先であるソントン食品の茨城拠点が稼働停止の影響が出ている。現状、食パンなどにアイテム数を絞り込んだ生産が続いている。
また、計画停電の実施された時間においては、「大きく生産能力を損なっている」(山崎製パン)としており、工場の工程見直しによる稼働率低下が続いている。首都圏向けの商品に関してはすでに中部、関西地区からの商品供給を始めた。
東京電力は昨日夜の会見で、「19日、20日については計画停電を極力回避する方向」(藤本孝副社長)としているが、夏の電力需要期の計画停電の必要性を示唆しており、多くのメーカーにとって予断を許さない状況が続く。
(麻田 真衣 =東洋経済オンライン)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら