W杯、NHKの森保監督インタビューに感じた違和感 ABEMAに視聴者を取られた?

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結果としては、歴史的勝利という最大のファンサービスで視聴者を喜ばせた森保JAPANだが、仮に負けていたとしたら、監督に、そしてチームにも批判の矛先が向きそうな行為にも思えるが……。

また、同ジャーナリストは「NHKとして独自の演出がほしかった、という狙いもあったのだと思います」と続ける。

ビデオリサーチ社の調べによると、ドイツ戦の世帯平均視聴率は平均35.3%、個人視聴率は22.1%(ともに関東地区)であることがわかった。かつて40%以上は当たり前で、NHKの中継ではフランス大会(1998年)のクロアチア戦で60.9%を記録したこともある日本代表戦。

10%の視聴率がNHKからABEMAに

テレビ離れが囁かれる昨今においてで35%は上出来と言えるが、そう楽観視できない現実も迫っているようだ。今回のW杯は、NHKや各民放による地上波放送と並行して、インターネットテレビ『ABEMA』でも全試合無料で配信されている。

「ABEMAで解説を担当したのは元日本代表の本田圭佑で、その“解説ぶりが的確すぎる”とネットで話題になっていますし、何よりも若い世代は普段から馴染みのあるネットで視聴していたと考えられます。この日のABEMAは、同サービスで史上最高となる1000万人を超える視聴者数を記録。

単純計算すると10%近くの視聴率がNHKからABEMAに流れたことを示し、ネットテレビで視聴する世帯が増えていくことも物語っています。そんな事情もあるだけに、多少の強引な手段になったとしても、NHKでしか見られないような、局のカラーを出せる監督インタビュー“演出”を押し込みたい狙いがあったのでは?」(同・ジャーナリスト)

12月31日に放送されるNHK紅白歌合戦には、同局のサッカーテーマ曲『Stardom』を歌うKing Gnuも出場する。日本代表の結果次第では、ワールドカップをイメージした派手な演出がなされ、さらには森保監督のゲスト出演もありそうだ。

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