社会問題伝えるたかまつなな、祈るだけの「日本の平和教育」は転換期と語る訳 平和はつくるもの、ウクライナ取材を教材に
今後は、ウクライナでの取材を動画にまとめるなどして、小学校高学年以上を対象にした教材を作りたいと考えています。ウクライナ語ができる人が少ないので編集に苦労しているんですが、YouTubeで見ることのできる平和学習の教材にする予定なので、出来上がったら学校の先生方にどんどん使っていただきたいですね。これまでSDGsをテーマとした出張授業で行ってきたロールプレイングゲーム……それぞれの立場に立って賛成と反対に分かれて議論するといったものも入れたいと考えています。
――ロシアによるウクライナへの攻撃は今も続いていますが、日本にいる私たちにもできることはあるでしょうか。
ウクライナは国際的な支援がないと、厳しい状況にあります。なので、ウクライナのことを忘れないということ。今ウクライナのニュースも減ってきています。私たちが関心を持てば、メディアも取り上げる機会を増やすはず。日本は衰退しているとはいえ、まだまだ経済大国。ウクライナのために、国としてできることもあると思います。私たちもウクライナのために、寄付をする、ウクライナのものを買うなど応援することができます。

時事YouTuber、株式会社笑下村塾 代表取締役
1993年神奈川県横浜市生まれ。時事YouTuberとして、政治や教育現場を中心に取材し、若者に分かりやすく伝えている。大学生時代に、フェリス女学院出身のお嬢様芸人としてデビューし、「エンタの神様」「アメトーーク!」「さんま御殿」などに出演、日本テレビ「ワラチャン!」優勝。選挙権が18歳に引き下げられたのをきっかけに、株式会社笑下村塾を設立。全国の学校や企業、自治体で「笑える!政治教育ショー」「笑って学ぶ SDGs」などの出張授業を行っている。「朝まで生テレビ」「NHKスペシャル」などにも出演し、若者へ政治意識の向上を訴えている。著書に『政治の絵本』(弘文堂)『お笑い芸人と学ぶ13歳からのSDGs』(くもん出版)がある
(文:柿崎明子、写真:たかまつ氏提供)
東洋経済education × ICT編集部
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