リケンの主力工場は影響軽微で早々と正常操業に復帰【震災関連速報】
エンジン部品メーカーのリケンが、東日本大震災で受けた被害は軽微だったようだ。
主力工場の柏崎工場(新潟県柏崎市)、熊谷工場(埼玉県熊谷市)の損害は軽微で、従業員も全員無事であることを確認した。14日の時点ですべての設備点検を終え、同日中に正常操業に復帰した。部品調達先のサプライヤーについても、ほぼ損害が軽微であることを確認。
一方、主力工場の操業は正常化したものの、熊谷工場は東京電力の計画停電の対象地域に指定されており、柏崎工場も対象地域に指定されることが濃厚。影響が懸念される。
リケンは2007年に新潟県中越沖地震で柏崎工場が被災。リケンが供給するピストンリングの供給が止まったため、納品先の自動車メーカーの生産が数日間停止したことがあった。今回の東日本大震災では2工場の影響は大きくなかったが、3年前に作成した震災対策マニュアルに沿って設備点検を実施。従業員も冷静さを保ち、見事に前回の経験を生かした格好だ。
(松浦 大 =東洋経済オンライン)
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