岩谷産業は東北の充填センター数件が被害、産業ガスの千葉工場は原料調達問題等で運転停止中【震災関連速報】
家庭用LPガスや各種産業用ガスの販売大手、岩谷産業は16日、東北地方太平洋沖大地震による詳細な被害状況を発表した。東北地方にあるLPガス充填基地の一部が浸水等の被害を受けたほか、産業用ガスの千葉工場が16日時点で運転を停止している。ただし、経営に大きな影響を及ぼすような被害は確認されてない。
LPガス事業関連では、東北各地に設置した充填センターの一部で被害が出ている。仙台の充填センターで機器が故障、石巻センターが津波で浸水した。気仙沼、古川センターは停電で充填ができず、原町センターは東電・福島原発事故で避難指示が出て操業を停止している。
産業ガス関連では、液化水素や液化炭酸ガスを製造する千葉工場の稼働を停止中だ。設備自体に損傷はない。製造に必要な原料ガスを供給する隣接の化学プラント工場が運転を停止しているほか、計画停電の影響等で顧客製造業からの需要自体も減っているため、他工場からの供給で対応してるという。
(渡辺 清治 =東洋経済オンライン)
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