やまやは東北地方と茨城県の15店が休業で再開メド立たず、宮城県の本社も被災【震災関連速報】
東北地盤の酒類専門店チェーン、やまやは東日本大震災の影響で宮城県を中心に福島県、茨城県の店舗が被災した。16日午後時点では15店が休業しており、営業再開のメドは立っていない。
休業中の15店舗の内訳は以下のとおり。
宮城県・・・鹿妻店(石巻市伊原津)、石巻店(石巻市三ツ股)、塩釜店(塩釜市新浜町)、塩釜貞山店(塩釜市牛生町)、多賀城店(多賀城市町前)、矢本店(東松島市小松字上浮足)、沖野店(仙台市若林区沖野)、新田東店(仙台市宮城野区新田東)、幸町店(仙台市宮城野区大梶)、仙台トラストシティー店(仙台市青葉区一番町)、生協南光台店(仙台市泉区南光台)、槻木店(柴田郡柴田町槻木下町)、白石店(白石市八幡町)
福島県・・・富久山店(郡山市富久山久保田字久保田)
茨城県・・・東大沼店(日立市東大沼町)
具体的な店内状況は周辺地域が崩壊しており確認できる状況にないが、東洋経済の取材に対してやまやの担当者は「石巻、塩釜、多賀城の5店舗は特に破損がひどい可能性が高い」と答えた。
一方、上記15店舗以外の宮城県を含めた全店舗は、会社側はすでに状況確認が済んでいる。地震が発生した11日には一部の店内で商品の洋酒ビンが落下し一時的な混乱が起きたが、現在は店内あるいは店外で飲料と食料品の販売を再開。宮城県内の店舗も電気が戻り次第、営業を再開する見通しだ。
やまやは全社員の安全確認を済ませているが、心臓部である本社が被災地の仙台市宮城野区にあるため、本社内の破損など小規模の震災被害が及んでおり、予断を許さない状況にある。
(張 子渓 =東洋経済オンライン)
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