日本高周波鋼業は子会社の八戸工場が津波で一部冠水、停電影響で操業再開は未定【震災関連速報】

日本高周波鋼業は子会社の八戸工場が津波で一部冠水、停電影響で操業再開は未定【震災関連速報】

工具鋼など高級特殊鋼メーカーの日本高周波鋼業は、子会社の高周波鋳造(青森県八戸市沼館)が東日本大震災の津波で冠水しているうえ、停電の影響もあり操業停止状態が続いている。
 
 高周波鋳造は、グループ唯一の鋳物製造拠点。球状黒鉛鋳鉄、ねずみ鋳鉄、合金鋳鉄などの鋳鉄製品を製造している。八戸は他地域より遅れて津波が襲来、モーター関係の一部設備が冠水した。地震直後に操業を停止し、避難を開始。自宅待機としたこともあり、人的被害はゼロだった。冠水した設備も代替が容易なもので、現在は清掃も進んでいるが、停電が続くなか操業が再開できずにいる。操業再開にはインフラの整備がカギとなりそうだ。
 
 一方、グループの金型・工具事業を担当する高周波精密(千葉県市川市東浜)も、地震直後に退避勧告が出たこともあり操業を停止。ただ、設備被害は軽微であり、週明けの14日より操業を再開している。

日本高周波鋼業本体の特殊鋼工場は富山にあり、操業は平常どおり。被災した両工場も、電力供給が操業のカギを握る状況となっている。

(山内 哲夫 =東洋経済オンライン)

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