アルパインはいわき事業所のカーナビ出荷停止、福島原発を懸念して被害状況の把握遅れる【震災関連速報】

アルパインはいわき事業所のカーナビ出荷停止、福島原発を懸念して被害状況の把握遅れる【震災関連速報】

カーナビメーカーのアルパインは、福島県いわき市にある事業所と子会社が東日本大震災で被災して出荷を停止している。カーナビの組立工場も稼働停止中。研究開発部門の建物についてもガラスが割れるなどの被害があった。

いわき事業所では、海外自動車メーカー向けにOEM(相手先ブランドによる生産)で、カーナビを生産している。中国にも自社工場はあるが、車種によって仕様が異なるため簡単に別工場へ振り向けるのは難しい。また、カーナビの要となるソフトウエアのエンジニアが多数働く重要拠点でもある。

いわき市は東京電力の福島原子力発電所から40~50km離れており、避難勧告は出ていない。しかし建物被害を調査する建設会社などが避難しており、最終的な被害状況を把握できていない状況にある。大事をとって、従業員1200人は自宅待機中であり、一部社員は県外などへの避難を余儀なくされている可能性もある。

現在は海外工場で大半のカーナビを生産するほか、研究開発所も海外に構えているため深刻な影響はなさそうだ。それでも工場休止や出荷停止が長引けば、業績への影響は避けられないだろう。「東洋経済オンライン」では、詳細な情報を把握後に改めて業績予想を見直すこととする。

(前田 佳子 =東洋経済オンライン)

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 「米国会社四季報」で読み解くアメリカ優良企業
  • 女性の美学
  • インフレが日本を救う
  • 賃金・生涯給料ランキング
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
集中連載「日立 踊り場の先へ」<br>世界で戦える組織へ

成長を確実にする組織の根幹を成すのが、研究開発と人事である。研究開発体制は2015年4月、各研究所に横串を通し、顧客起点の組織に生まれ変わらせた。人事制度もグローバル化がほぼ完了。踊り場から飛躍へ、日立の地固めの様相を追う。