サイゼリヤは118店が営業停止。うち半分以上が計画停電による影響【震災関連速報】
イタリア料理店「サイゼリヤ」を運営するサイゼリヤは、東日本大震災の影響により、15日時点で118店の営業を停止している。うち、半分以上が計画停電によるもので、ショッピングセンターなど商業施設内の店舗において、デベロッパー(開発業者)の判断で閉店を余儀なくされている。ロードサイドなど独立して立地する店舗は、基本的に営業を継続している。
再開メドについては、「計画停電に伴う閉店店舗は、計画停電が解除され次第再開できるが、それ以外の店舗については現状では見通しが立っていない」(サイゼリヤ広報)という。
現在営業中の店舗に関しても、今後は食材の調達不足が懸念される。福島県西白河郡東村上野出島字中山にある精米工場は、地震の影響で建物が損傷しており、稼働していない。目下、米飯は外部調達で対応しているが、いずれライス系の商品に欠品が出る恐れもある。
また、食材の調達不足と同様、同社が不安視しているのは「ガソリン不足の問題」(同)だ。食材を配送するトラックが動かなくなれば、限定メニューでは対応できず、営業停止となる店舗が今よりも増加することも予想される。
(二階堂 遼馬 =東洋経済オンライン)
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