ナガイレーベンは中核の秋田の物流センターで集荷がストップ、着荷遅れも懸念【震災関連速報】
衛生白衣大手のナガイレーベンは、東日本大震災の影響によって、国内物流拠点の中核である秋田物流センターで集荷がストップしていることを明らかにした。
同社物流センター自体には損傷や人的被害はなく、梱包など出荷業務までは通常通り行われている。ただ、集荷事業者が秋田県内での集荷業務を見合わせていることが響き、取引先への着荷に遅れが生じている。
同社は別事業者や鉄道便での配送等も準備中だが、道路・鉄路状況、運送会社に被害状況等により、大幅な遅れは避けられない見通しだ。
主力の医療機関向けの看護衣や手術衣などは、3月が大きな需要月。目下の受注状況は好調であり、着荷遅れでのキャンセルなどは見込んでいない。ただ集荷見合わせが長引き、割高な配送手段を余儀なくされることがあれば、最高純益を連続更新する今期見通しにも、見直しが必要となるかもしれない。
(風間 直樹 =東洋経済オンライン)
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