NECは東北5拠点に震災被害、携帯用無線通信インフラ機器の供給停止長引けば痛手【震災関連速報】
NECが東北に構える主な生産拠点は4社5か所に上る。
山形県米沢市でパソコン生産を手掛けるNECパーソナルプロダクツは東日本大震災による直接的な影響がなく、14日朝から通常稼働している。だが、他のNECワイヤレスネットワークス(福島県福島市)、東北日本電気(岩手県一関市)、NECトーキン(宮城県仙台市、同白石市)、NECインフロンティア東北(同白石市)の4社5拠点はそれぞれ停電、断水、出勤困難など複合的問題を抱える。
設備の損傷についても各社点検中。復旧、操業再開は現時点では不明で、業績への影響も見えないが、とくにワイヤレスネットワークスは、世界トップシェアの携帯用無線通信インフラ機器・パソリンクの生産を一手に引き受けており、供給停止期間が長引くと痛手となる。
また、東電の計画停電も、本体の4事業場が首都圏に集中しており、14日は府中、相模が全日休業、玉川、我孫子が部分休業となった。ただ、4つの基幹拠点を核とするデータセンター群は、自家発電はじめ非常用電源を持っており、問題なく運営している。
(小長 洋子 =東洋経済オンライン)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら