軽キャンパーを自分で作る、DIYアイテム人気の訳 軽バンや軽トラックを手軽にアウトドア仕様に

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また、荷台から降ろす際も固定金具を外し、専用ジャッキで持ち上げて、クルマを前に出すだけだ。しかも当製品は、基本的に「荷物扱い」。面倒なキャンピングカー登録などは不要で、通常の4ナンバー車として使うことができるそうだ。

ちなみに当製品は、エアコンやソーラーパネル、バックカメラなど、多様なオプションも用意する。あくまで自作を前提としながらも、予算やニーズに応じたセットアップが可能だ。また、デモカーではハイゼットトラックを使ったが、軽トラックであれば、どんなモデルでもほぼ設置が可能だという。

J.P.N・クルージングキャビネット

クルージングキャビネット
J.P.N・クルージングキャビネットを装着したアトレー(筆者撮影)

一方、キャンピングカー関連のさまざまなアイテムを製造販売する「J.P.N(ジェーピーエヌ)」では、新作として、ダイハツ・「アトレー」「ハイゼットカーゴ」用の「クルージングキャビネット」を展示した。

これは、ユーザーが自分で簡単に組み立てられる車載用のキャビネットで、2021年12月に発売された新型アトレーやハイゼットカーゴ向けキットだ。従来から同社では、スズキ「エブリイ」用に、同様の製品を販売していたが、新型のアトレーやハイゼットカーゴは、室内がより広くなったことなどで、キャンピングカーのベース車としても注目されているため、新しく対応製品を開発した。

クルージングキャビネット
車内側から見たクルージングキャビネット(筆者撮影)

荷室後方の左右に設置するキャビネットは、シックなグレー系の木目を採用。従来のエブリイ用がホワイトを基調にしたウッド素材だったのに対し、より高級感を演出している。キットの総重量は32kgで、燃費や走行性能にもあまり影響はないという。電球色からホワイト発光に変化するリモコン照明、換気扇やUSB電源なども装備し、高い利便性も誇る。なお、価格は税込み32万7800円(税別29万8000円)。

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