KDDIはケーブル切断で東北・北海道と他地域の間の通信が一時不能に。復旧後も通信障害続く【震災関連速報】
総合通信大手のKDDIは、11日の東日本大震災の影響で一時通信ケーブルが切断され、東北・北海道とそれ以外の地域の間で通信が不能の状態に陥った。13日昼過ぎに復旧したが、東北を中心に、停電や設備の破損による通信障害が続いている。
14日午前時点で、機能していない携帯電話基地局は東北中心に約1880局。基地局などの設備が町ごと流されてしまった地域もあり、復旧のメドは立っていない。避難所となている宮城県岩沼市の岩沼小学校に移動基地局車1台を派遣したほか、現在さらに数十台を被災地域に向かわせている。
通信規制も継続している。地震直後の最大95%という極度の規制状態は緩和されつつあるが、現在も東北で25%(発信規制)~30%(着信規制)の、関東でも5%(発信)~10%(着信)の規制が敷かれている。これは携帯電話の通話についてのみで、メールなどのパケット通信や固定電話については、規制は行われていない。
(桑原 幸作 =東洋経済オンライン)
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