居酒屋チェーン大手の大庄は東北・関東18店が営業停止。再開は来週以降の見通し【震災関連速報】
「庄や」「やるき茶屋」など複数の居酒屋業態を手掛ける大庄は、東日本大震災の影響を受け、東北13店、関東5店で営業を停止している。営業停止の店舗は、東北は地震の被害が甚大な太平洋側、関東は千葉県北部、茨城県水戸市が該当する。
営業停止の要因は、店舗の内外装の損壊よりも、食材の配送ルート断絶や一時的な停電による影響が大きい。今後は配送ルートの復旧が見込めれば、「来週以降には18店全店で営業再開が見通せる状況」(大庄広報)という。被害が比較的小さい関東圏を含め検討されている計画停電の影響については、「(実施された場合)営業時間の短縮は避けられないが、店舗の営業そのものには支障はない」(同)としている。
今後東北地方から仕入れている海鮮系を中心とした食材の仕入れは、他地域からの仕入れ量を増やし、全体のメニュー構成は大きく変えない方針。同社は食材加工工場で集中的に食材加工を行っていないため、地域ごとの食材調達のバランスは取りやすい。食材不足による営業停止のリスクは、居酒屋他社よりも限定的と言えそうだ。
(二階堂 遼馬 =東洋経済オンライン)
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