元気寿司は全158店中117店が営業停止。宮城、福島、茨城は再開メド見えず【震災関連速報】
宇都宮市に本社を置き、北関東、東北地域を中心に回転すし業態「元気寿司」「すしおんど」「魚べい」などを展開する元気寿司は、東日本巨大地震の影響で、全158店中117店が営業停止に追い込まれた。宮城、福島、茨城が大半。今後計画停電が実施されれば、関東圏の店舗にも多大な影響が及ぶ恐れがある。
被害が甚大な宮城、福島、茨城の店舗は、現在営業再開のメドが立っていない。被害が浅かった栃木、群馬等の店舗は「配送ルートさえ確保できれば、今週内にも営業再開が出来る見通し」(常務取締役経理部長の須藤恭成氏)だ。
ただ、計画停電が実施されれば、営業停止店舗の拡大は避けられない。特に東京電力が計画停電で地域ごとに区分けしている第2グループに該当すれば、朝・晩両方の停電を余儀なくされる。そうした場合、同社が主力とする回転すしでは生ものを扱っているため、一時的な休業ではなく、全面的な営業停止で対応する可能性が高いと見られる。
全5店中全てが営業停止となっている宮城県は、「インフラ復旧後も、当初計画していた出店は白紙にならざるを得ない」(須藤氏)という。
(二階堂 遼馬 =東洋経済オンライン)
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