灘高出身・気鋭の26歳起業家語る「AIと起業、自発的に学ぶ教育の重要性」 「好きなことの解像度を上げる」のはなぜ必要?

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大事なことは「好きなことに対しての解像度をどれだけ上げられるのか、ずっと話していられるようなことをいくつ持っていられるか」と続ける安田さん。

「例えば、それが勉強ではなくても、ゲームでもいいと思います。ポケモンが好き。ポケモンを調べると、ポケモンって天気と関係しているよね、じゃあ気象学とも関連しているね、と関心を広げていく。周囲の大人たちは、子どもが興味を持ったものから、自ら問いを立てられるように、そしてそこからもう一段深い問いを立てて考える習慣までを身に付けられるように導いていくことが大切だと思います」

今も新たなアイデアをもとにスピード感のあるビジネスを展開する安田さん。最後に将来の目標を聞いてみた。

「正直、会社を大きくしたいというよりも、これからも自分の好きなことを自由にやっていきたいと思っています。知りたいから知る。好きだからやってみる。将来は自分の得意なことを生かして、社会的にインパクトを与えるような、大きいディールをやってみたい。来年以降にはグローバルでも勝負できたらと考えています。これからも自分の道を自分で切り開いていきたいですね」

安田光希(やすだ・こうき)
1995年7月6日生まれ。26歳。灘中学校時代から株式投資に興味を持ち、世界的なヘッジファンドの創業者Ray Dalioの存在を知って機械学習の世界へ足を踏み入れる。石井氏・鶴岡氏とともにHAIT Labを運営しながら、複数のメガベンチャー・スタートアップでの事業立ち上げを経験し、2017年に株式会社STANDARDを共同創業。2022年にSTANDARDの親会社である合同会社BLUEPRINT専任となり、同社COOとしてVertical SaaSの立ち上げ事業をリードしている

(文:國貞文隆、写真:BLUEPRINT提供)

東洋経済education × ICT編集部

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小学校・中学校・高校・大学等の学校教育に関するニュースや課題のほか連載などを通じて教育現場の今をわかりやすくお伝えします。

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