撮り鉄が荒れない、東武鉄道「SL戦略」演出の妙技 毎日運行して混雑を回避、他社の手本になる?
撮影後上今市から東武日光へ移動、SL列車の指定席券を購入、東武日光からVの字に鬼怒川温泉へ向かうことにした。客車は3両で、両端は2人掛けシートの14系、中間の1両は12系で、4人のボックスシートである。アテンダントなどと呼ばれる女性乗務員も1両に1人の割合で3人が乗務しているようだ。
私の指定席券は14系のほうで、駅弁を食べようとしたとき、乗務員が、「2号車にも空きがございますが、変更しなくていいですか?」と声をかけてきた。「なぜ変更する必要があるのだろう?」と思ったが、すぐに謎が解けた。12系の4人ボックスシートには大きなテーブルがあり、駅弁を開くには都合がいいと察してくれたのだ。ずいぶん気の利く対応だと感じた。
下今市でスイッチバックとなり進行方向が変わりSLが先頭になる。ホームではベルを持った駅員が発車合図をし、SL列車の雰囲気を演出する。2号車にはオープンエアの展望スペースがあり、風を受けながら大谷川や鬼怒川の景色が楽しめる。車内販売では石炭をイメージしたアイスクリームに興味をそそられた。
撮影タイムも混雑せず
鬼怒川温泉に到着しても、すぐにはC11を切り離さず、しばしの撮影タイム、次は機関車を客車と並べての撮影タイム。そして駅前のターンテーブルで方向転換をショーさながらに見ることができる。さらに入場券を購入してホームへ、反対側に連結されたDE10を撮影する。人だかりなどはまったくなかった。
最後は、鬼怒川温泉発車シーンを撮影するため、駅から10分ほど歩いた踏切近くへ向かった。下り坂なので煙は期待できないが、蒸気機関車を先頭にした走行写真を撮ることができた。
こうして、帰路は鬼怒川温泉から新栃木、南栗橋で乗り継いで、北千住へ戻ったのが19時半であった。
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