女流棋士の台頭が目立つ囲碁界。牽引する藤沢女流本因坊、上野女流棋聖、謝七段の対談インタビューから見えた女流活躍の要因とは。
自ら限界を決めるのはもったいない
――女流棋士が公式戦で、男性棋士に勝つことは日常茶飯事になりました。
謝氏:2019年に(上野)愛咲美ちゃんが男女混合棋戦の竜星戦で準優勝したが、これが快挙だった。この対局以降、混合棋戦でも「女流棋士の優勝が近い」と感じるようになった。
上野氏:私は女流トップの方々の活躍を見て、それが励みになっている。謝先生は2021年に、井山裕太名人(32)への挑戦権を獲得する「名人戦」リーグ入りをかけて、あと1勝でリーグ入りするところまで迫った。
(藤沢)里菜先生も2020年の若鯉戦で優勝し、2021年の「大和ハウス杯十段戦」の本戦トーナメントでも男性棋士に勝利した。こういう姿を見て、「私もいける(男性棋士に勝てる)」という気持ちになっている。
藤沢氏:自分で限界を決めるのは、もったいないですよね。
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