ウクライナ侵攻でロシアは世界のほとんどの国を敵に回した。ロシアを積極的に支持しているのはシリア、イラン、北朝鮮などの「ならず者国家」だ。ここまでのリスクを冒して、プーチン大統領は何を獲得しようとしているのだろうか。この問いに答えるヒントが、2月21日に行われた安全保障会議におけるプーチン氏とナルイシキンSVR(対外情報局)長官とのやり取りにある。
ロシア情勢に詳しい日本経済新聞の池田元博編集委員(元モスクワ支局長)が興味深い指摘をしている。
〈プーチン氏の独善ぶりは、ウクライナの親ロ派支配地域の承認問題を討議した2月21日の安全保障会議でもうかがえた。事実上の最高政策決定機関とされる同会議には各治安機関のトップ、首相、外相、上下両院議長らが参加。司会役のプーチン氏は各人に独立承認の是非を聞いたが、自らの意にそぐわない発言者には厳しい態度をとった。典型例がナルイシキン対外情報局長官とのやりとりだ。
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