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ウクライナ侵攻で見えるロシアの理論武装の中身 侵攻は国際法違反。ロシアは国際法を濫用する傾向がある

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2月24日、ロシア軍がウクライナに侵攻した。同日午前6時(モスクワ時間、日本時間の正午)、テレビ演説で「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の要請に応じ、特別軍事活動を行うと宣言した。この放送が始まるとドネツク州とルガンスク州(ウクライナ語ではルハンスク州、本稿で地名は以前から日本のマスメディアで用いられているロシア語読みで表記する)にはロシア軍の地上部隊が侵攻し、同時にミサイルで首都キエフ、ハリコフなどの空港、通信施設、地対空ミサイル施設がロシア軍のミサイルによって破壊された。北部からは戦車が侵攻し、首都キエフ近郊には空挺部隊が降下した。ウクライナ軍は必死の抵抗をしているが、首都キエフが陥落するのは時間の問題だ。

筆者が近日中にロシア軍がウクライナに侵攻すると確信したのは2月22日のことだ。政府関係者からの、ロシア軍がウクライナに侵攻すると判断するには何を基準にすればよいかとの質問に筆者はこう答えた。「ロシア軍とウクライナ軍は、戦車、装甲車、兵員輸送車などで共通の装備を用いている。侵攻の前にロシア側は何らかの標識をつける。同士討ちを避けるためだ。1968年にチェコスロバキアに侵攻した際には、ソ連軍戦車に白ペンキで十文字の帯を描いた。今回も似たようなことが事前に必ずあるはずだ」と答えた。22日午後、この政府関係者から「白ペンキが出ました」という連絡とロシア軍戦車の写真が送られてきた。戦車の横に白ペンキでZという標識が記されていた。これでロシア軍が一両日中にウクライナに侵攻すると筆者は確信した。

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