セールスフォースなどと共同でDX支援。開発から運用まで一貫体制が強み。
──フレクトの事業内容は。
顧客企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するクラウドインテグレーションと、SaaSでモビリティー業務を最適化するキャリオットという、2つのサービスを手がけている。事業セグメントは1つで、前者のサービスが売上高の9割を占める。
クラウドインテグレーションでは米国のセールスフォース・ドットコムやアマゾン ウェブ サービスなどのプラットフォーマーをパートナーにしている。DXを進めたい企業に対し、パートナーと一緒に営業し、DXの企画立案からデザイン、マルチクラウドの開発、運用までワンストップで提供する点に特長がある。DXには2種類あるが、当社が得意なのは、アナログ業務をデジタル化する“守りのDX”ではなく“攻めのDX”だ。競争力を高めたり、新しい価値を創造したりするためのDXであり、企業は本来こちらへ向かって変革をしなければならない。攻めのDXの必要性を感じている国内企業は9割に達するが、デジタル人材やスキルの不足のため、実際に成功した割合は6%にすぎないといわれている。
──フレクトの競争優位性はどういう点にありますか。
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