中国のアパレル、春節前に生産停止の深刻実態 1月初旬の段階ですでに休業入りした企業も

✎ 1〜 ✎ 149 ✎ 150 ✎ 151 ✎ 最新
拡大
縮小
中国各地で1月初旬から休暇に入ったアパレル工場が出ている(写真はイメージ)(アフロ)

中国の春節(旧暦の正月、今年の元日は2月1日)が近づく中、アパレル製品の縫製、紡織、染色などを手がける現地の工場で、例年より前倒しで春節の長期休暇に入るケースが増えている。

「2021年12月中旬から新規受注が冷え込んでいる。そこに、新型コロナウイルスの防疫対策の影響による生地の供給不足が重なった。今年の春節は例年より半月ほど前倒しで休業に入る予定だ」。1月4日、財新記者の取材に応じた河北省、山東省、湖北省の複数の中堅企業の担当者は異口同音にそう語った。

1月初旬の段階ですでに休業入りした企業もある。「浙江省紹興市で発生した新型コロナの局地的流行で生地の供給がストップし、休業するほかなくなった」。河北省のある縫製会社の担当者は、そう言ってため息をついた。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内