中国の春節(旧暦の正月、今年の元日は2月1日)が近づく中、アパレル製品の縫製、紡織、染色などを手がける現地の工場で、例年より前倒しで春節の長期休暇に入るケースが増えている。
「2021年12月中旬から新規受注が冷え込んでいる。そこに、新型コロナウイルスの防疫対策の影響による生地の供給不足が重なった。今年の春節は例年より半月ほど前倒しで休業に入る予定だ」。1月4日、財新記者の取材に応じた河北省、山東省、湖北省の複数の中堅企業の担当者は異口同音にそう語った。
1月初旬の段階ですでに休業入りした企業もある。「浙江省紹興市で発生した新型コロナの局地的流行で生地の供給がストップし、休業するほかなくなった」。河北省のある縫製会社の担当者は、そう言ってため息をついた。
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