注目は新たに開幕する2つの「新リーグ」だ。ラグビーは「トップリーグ」に代わり、「ジャパンラグビー リーグワン」が1月7日に開幕する。日本がベスト8に入った、2019年ワールドカップの盛り上がりを引き継ぎ、発展させるのが目的だ。
これまでラグビーは企業スポーツとして行われてきたが、段階的にプロ化を進めていく。まず、リーグ主催だった試合がチーム主催となり、運営やチケット販売を行っていく。チーム名に地域を入れ、地域とのつながりを深める。
一歩先を進むのは「ヤマハ発動機ジュビロ」から生まれ変わった「静岡ブルーレヴズ」だ。ヤマハ発動機の100%子会社として設立され、リーグワンでは「東芝ブレイブルーパス東京」「釜石シーウェイブスRFC」と3チームだけ運営会社が独立法人となった。プロバスケットボール「茨城ロボッツ」運営会社の前社長・山谷拓志氏が社長に就任。「10年後に世界一のビッグクラブになる」と掲げた。現在、世界トップはフランス「トップ14」のチームで年間約40億円規模とのことだ。
静岡ブルーレヴズは独立した法人にしたことと、チーム名に企業名を入れなかったことで、地元企業やこれまでヤマハとの関係で難しかった企業もスポンサーになった。スポンサー営業は順調で、目標を当初比2倍に上方修正した。
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