「手を取り合って出版流通改革を進める」 インタビュー/日本出版販売 社長 奥村景二

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おくむら・けいじ 1964年生まれ、大阪府出身。87年関西大学経済学部卒業、日本出版販売入社。大阪支店長、関西・岡山支社長、主要グループ会社であるMPD社長などを経て、2020年から現職。持ち株会社・日販グループホールディングスの専務取締役も務める。(撮影:今井康一)

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出版社は取次を通して書籍や雑誌を書店に配本している。その出版流通において売上高シェアの過半を握るのが日本出版販売(日販)とトーハンだ。出版界の将来像をどう考えるのか。2強の一角・日販の奥村景二社長に聞いた。

丸紅と出版大手3社による構想は、 「このまま自分たちの流通を日販とトーハンに任せていいのか」という、出版社の懸念の表れではないか。そう思われるのは本意でない。自社の収益を確保しつつも改革を進め、出版社と書店のために出版流通をよりよい形に変えていきたい。

(丸紅など)4社が発表で述べているのは、われわれがやろうとしている流通改革の柱と同じ内容だ。彼らが持つ市場データをきちんと整理して、それを効率的に使えるようにする。どんどんやってもらいたい。

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