幼少期回想し素の自分を知る 確かなHow to beを固めよう
──人生の転機において、アドラー心理学が支えになる点とは?
「原因論」ではなく「目的論」に視点を置く点です。従来の心理学はどうしても、なぜ?を突き詰めていく原因論に傾きがちでした。でも視点を一つ変えるだけで、見えてくる世界は全然違ってくる。
例えば、「あなたは“なぜ”立ち止まっているのか」という問いかけ。原因論では、何のトラウマが理由でなぜそれがトラウマなのか、内へ内へと深掘りしていく。これだと問題の解説はできても解決には至らない。それに対し、目的論の問いかけは「あなたは“何のために”立ち止まっているのか」。より未来志向であり、いろんなアイデアが出てくる。人間が生きているのは未来の自分のため。人生を切り開こうというとき、こちらの視点がより助けになります。
──「就活」ではまず、「自分軸」をつくることを勧めています。
就活を一時のライフイベントではなく、人生を見据えた中長期的スパンで位置づけてほしい。ここを始点に次のライフステージの習活、充活へつながるからです。
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