認知症の根本的な治療に「3つの攻め手」 現状は症状改善薬しか存在しない

印刷
A
A

認知症は老いに伴って増えてくる病気で、さまざまな原因で脳の細胞が死んだり、働きが悪くなることで日常生活に支障が出てくる(詳細は、「『認知症』を知るための基本のキ」)。

日本では4種類のアルツハイマー病治療薬が承認されているが、いずれも「症状改善薬」といわれるものだ。いわば、認知機能などの低下といった症状が出た後にそれを一時的に和らげる薬といえる。

1997年に世界初のアルツハイマー病薬として米国で承認され、世界の医薬関係者を驚かせたのが、エーザイの「アリセプト」だった。同社の内藤晴夫CEOが「認知症薬のパイオニア企業」というのもそのためだ。この薬なくしてエーザイのその後の成長もなかった。

次ページ現在の薬との決定的な違い
関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
トヨタ国内販売幹部が交代、増える受注残に危機感
トヨタ国内販売幹部が交代、増える受注残に危機感
スズキ「納車6ヶ月待ち」国内販売の深刻な事態
スズキ「納車6ヶ月待ち」国内販売の深刻な事態
ウマ娘ヒットの裏で「スマホゲーム」が深める苦境
ウマ娘ヒットの裏で「スマホゲーム」が深める苦境
ニトリ、家具の王者が「家電攻略」に動き出す必然
ニトリ、家具の王者が「家電攻略」に動き出す必然
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内