日本では認知症患者が約370万人、認知機能に問題はあるが日常生活は維持できている、患者と正常な人の中間地点にいる軽度認知障害(MCI)の人を含めると、広義の認知症有病者は約560万人に達するとされる。
では、その疾患や症状をどこまで正しく理解しているだろうか。
認知症とは、さまざまな原因で脳内の細胞が死んでしまったり、細胞の働きが悪くなってしまったりすることで、生活に支障が出ている状態(およそ6カ月以上)のことをいう。
症状の1つに物事を覚えられなくなったり、思い出せなくなったりすることがある。下の図に示したように、「認知症によるもの忘れ」と「加齢によるもの忘れ」はその中身が違うことを認識しておきたい。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら