──すごいタイトルですね。
日本政府が来てほしいのは「若くて高学歴、高年収、日本語が流暢でイノベーティブ」な高度外国人材。もっとも、これに該当する外国人はごく少数。調理など技術を理由に滞在する人も含め、2019年末の在留外国人数293万人の1割強にすぎない。一方、若さ以外は正反対の条件の人を“低度”外国人材とすると、制度上の問題が多い技能実習生だけで1割強、偽装も交じる留学生を加えると25%。こちらは在留期限付きです。
──国は居続けられると困る。在留数では中国人が断トツですが、実習生の過半はベトナム人です。
薄給でも単純労働を目的に来日する外国人から中国人はすでに外れていて、ベトナム人が代替している。ベトナムは中国より人件費が安く、工場進出に当たり、同じ共産党一党支配の中国での手法を応用しやすかったため、現地で日本の存在感が増したのが1つの要因だろう。ベトナムも労働力輸出を志向し、需給が一致しています。
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