空店舗が増え、人通りもまばら。日本最大の繁華街に日はまた昇るのか。

夜の蝶(ちょう)が消え、代わりに警察官がやってきた──。日本最大の繁華街・銀座は、新型コロナで大きく姿を変えた。
とくに、2度目の緊急事態宣言が発出され、東京都が営業時間の短縮を要請して以降、「花金」でさえ酔客の姿はほとんど見当たらず、店舗の多くが照明を落としたまま。代わりに時短要請を守るよう“圧力”をかける警察官が巡回し、異様な雰囲気を醸し出している。
度重なる休業や時短要請は、飲食店の体力をむしばんでいった。スナックやクラブなどが加盟する銀座社交料飲協会には約1200店舗が加盟していたが、この1年間で6分の1に当たる約200店舗が脱退。ほとんどは営業不振による閉店だという。
銀座でクラブやレストランを経営する白坂亜紀氏も、昨年6月にバーを1店舗閉店した。経営を続けるクラブでは、収入が激減し故郷に帰ったホステスもいたという。「2度目の緊急事態宣言の発出で、店舗の売り上げは1割まで落ち込んだ。協力金や緊急融資で何とか経営をつないでいる」と話す。
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