「日本橋本店の売却が難航していると聞いているから、銀座店のほうが早いのでは」。ある大手百貨店の幹部は、三越伊勢丹ホールディングス(HD)の都心店舗の行方についてこう語る。
インバウンド需要の蒸発や消費低迷で、百貨店各社は苦境に立たされている。中でも三越伊勢丹は苦しく、2020年度決算では450億円の最終赤字になる見込みだ。そのため、稼ぎ頭の都心3店を売却するのではないかという観測が流れている。
当の三越伊勢丹はもちろん否定するが、業界では三越の店舗売却話は根強い。「今年、HD社長を退任する予定の杉江俊彦さんは伊勢丹出身。三越の店舗にはそれほど執着していない」(前出の百貨店幹部)という見立てだ。
この記事は有料会員限定です
残り 242文字
