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片手間ではいけない「セキュリティー」の要諦 サイバー攻撃は一瞬で会社を潰しかねない

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米グーグルは世界でも最先端のセキュリティー体制を敷いており、外部顧客向けのクラウドにも生かされている(©Google)

コロナ禍でDXが急速に進み、テレワークやIoTが浸透する中、同時に気をつけなければいけないのがサイバーセキュリティーだ。オフィスでのシステム利用を前提としていたセキュリティー体制は危険だ。今、仕事で使っているシステムにIDとパスワードだけでログインしていないだろうか。また、VPN(仮想私設網)を使っていれば安心だと思っていないだろうか。それは今すぐに見直すべきだ。日本国内だけでなく、今やグローバルのセキュリティーの最前線を見なければならない。

サイバー攻撃は国内外で後を絶たない。米国ではこの2月、フロリダ州の水道システムにハッカーが侵入し、水酸化ナトリウム濃度を人体に有害なレベルへ高めるという衝撃的な事件が発覚した。また、米セキュリティー大手のソーラーウィンズが史上最大規模の攻撃を受け、米国政府などに被害が出た。携帯電話事業を手がける米USセルラーや、半導体大手の米インテルも攻撃に遭い、機密情報が流出した。テクノロジー企業でさえも攻撃を許してしまうのだ。

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