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ワクチン普及はいつ? 国産開発は完全に立ち後れ

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ワクチンの供給は世界的に遅れ気味。国内でも当初の見込みどおりにいくか不透明だ。

新型コロナウイルスのワクチンは温度管理が厳格だ。米ファイザー製はマイナス75度前後での管理が必要だ(ロイター/アフロ)

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新型コロナウイルスの感染拡大防止の切り札が予防ワクチンと治療薬だ。実際に使われるのはいつになるのだろうか。

まずワクチン。欧米や中国、ロシアではすでに承認され、接種が始まったワクチンがある。ただし中国やロシアでは人への臨床試験(治験)が不十分なままで見切り発車的に承認された可能性がある。信頼できる欧米勢で先頭を走るのが、米国のファイザー連合、米国のモデルナ、そして英国のアストラゼネカ連合の3陣営だ。昨年末の英米2カ国を皮切りに各国で承認が相次ぐ。

懸念された接種後の副反応ではアレルギー性ショックなどが報告されるが、現時点では管理可能な範囲に収まっているようだ。もっとも、まだ接種開始から1カ月程度しか経っておらず、長期の安全性確認はこれからだ。

治験の最終段階であるフェーズ3(P3)での有効率も、ファイザー95%、モデルナ94%、アストラゼネカも平均70%と事前の予想を超えて良好だった。

有効率95%とは、ワクチンを接種しない人に比べて発症するリスク(人の割合)が95%減ることを意味する。インフルエンザのワクチンは平均50%程度といわれている。米国が事前に定めた緊急使用承認基準は有効率50%以上だから、その点では新型コロナワクチンはかなり優秀だ。

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