コンビニは出店より既存店底上げがカギに 2018年12月29日号

✎ 1〜 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 7
拡大
縮小

小売業界の中で存在感を増し続けているコンビニ。今後は成長基軸が変わるかもしれない。

特集「東洋経済ダイジェスト」の他の記事を読む

これまで成長ドライバーとなってきたのが、店舗数の増加だ。配送などの効率を上げると同時に、競合他社の出店余地を奪うため、各社は怒濤の新規出店を続けてきた。

2019年2月期、業界首位のセブン‐イレブン・ジャパンは700店と圧倒的な店舗数増加を見込む。19年7月にはついに沖縄県に進出、全国47都道府県への出店が完了する。これまでセーブオンやスリーエフを転換してきたローソンも、800店の増加を見込む。

一方、ファミリーマートは18年11月までにブランド(屋号)をサークルK・サンクスの全店舗でファミマへと転換し終えた。統合によって店舗数が増加するファミマは、業界2位争いで先んじるはずだった。

だが現実のファミマは、統合後、2期続けて店舗数が減少中だ。19年2月期は378店の減少を見込む。

次ページやはりセブンはおいしい
関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT
有料法人プランのご案内