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「EV化対応は今が勝負だ、要素技術を磨き提案する」 内山俊弘 日本精工 社長兼CEO

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うちやま・としひろ 1958年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。81年に日本精工入社。経営企画本部長などを経て、2012年に取締役就任。15年代表執行役社長、17年6月から現職。(撮影:梅谷秀司)
ベアリング(軸受け)国内最大手の日本精工は2020年4〜9月期の連結決算で、最大顧客である自動車メーカーの世界的な減産で赤字に転落した。今後もEV(電気自動車)シフトなどによる環境激変が待ち受ける。どう勝ち抜くのか。内山俊弘社長兼CEOに聞いた。

2019年度売上高自動車事業の割合

自動車業界の浮き沈みや需要動向に大きく業績が左右される。産業機械向け製品で安定した収益基盤を築けるかが課題だ。

──自動車の電動化によって、1台当たりに使われるベアリングの減少が懸念されています

EV化に向けた準備は今が勝負だ。EV用のモーターや減速機、「eアクスル」(モーターやインバーター、ギアボックスを一体化した駆動ユニット)などに向けて、ベアリングの機能をできるだけアピールしていきたい。

EVの性能を最大限に引き出すためには、モーターを高速で回転させる必要があるが、今使われている鉄のギアでは耐久性が足りず、音も大きい。そこでトラクションドライブというシステムを提案している。金属と金属が接触して力を伝達するのではなく、オイルの膜で回転を伝える仕組みだ。金属同士の接触より摩擦が小さく、音も静かになる。モーター周辺のベアリングについても、設計や材料をどう変えていくのかということが勝負になるとみている。

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