「営業を科学する」。異質にもみえるスローガンを掲げる、みずほ証券の飯田浩一社長。対面営業の強化で現在の大和証券並みの預かり資産60兆円(2019年9月末で約46兆円)を目指すという。”科学する”ことで競争力はどのようにして高まるのか。その真意を聞いた。
――今期の業績をどうとらえていますか。
厳しい時代だ。上期の純粋な証券ビジネス(投資銀行、市場部門、リテール部門の収益合算)私どもは307億円で、天下の野村さんが523億円、大和さんは176億円。このうち投資銀行とかマーケットのホールセールは、それぞれ特徴の違いはありますが。
各社さん似ているのは、あの野村さんでも(リテール部門の収益が)半期100億円ぐらいまで落ちてきた。私どももやっぱり(2019年3月期の)第4四半期、(2020年3月期の)第1四半期の赤字をようやく第2四半期から挽回して、なんとかやっている。
――中間期の数字だけをみると、みずほ証券は野村に次ぐ2番目の業績といえそうです。
そうなんですよね。去年はそこまでいけてなかったんですが。局面にもよります。ただ実力的に「(それで)証券会社だったの?」と言われるような(低い収益)レベルじゃない。
――「営業を科学する」というスローガンを掲げています。これの意味するところを具体的に教えてください。
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