――SMBC日興証券は部門ごとの収益を公表していませんが、今期のリテール部門は赤字ではありませんか。
おかげさまでうちは黒字でした。厳しかったけど、頑張ってくれてギリギリ。
――ギリギリ黒字というのはリテール部門の厳しさを表しているようにみえます。立て直しをどう考えていますか。
2020年から3年間の中期経営計画をたてる。これはうちだけではなくて、グループも含めてだが、リテールにもう一回注力しようと思っている。なぜかというと、日本には約1800兆円、まだ個人資産がある。
で、それがどれだけ証券会社(の口座)に入っているかという話で考えたら、まだまだやれるはずだからだ。
――「もう一回注力」について具体的に教えてください。
ここの社長に就任したときに、営業マン2000人だったのを3900人にすると言っていた。これを前近代的だって言った人もいるけど、ちょっと勉強してから言ってくれと。なぜかっていうと、うちは2000人強の営業マンで、平均すると1人当たり600人の(顧客の)担当をしていた。でも、実際は口座だけあるとか、動いてないお客さんもいるわけですよ。それを考えると、1人当たり(実質)350口座だと。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら