「確信を持ってマイクロソフトの変革に取り組んだ」 サティア・ナデラCEOが呼び戻したキーマンに聞く
 
――マイクロソフトを変革しなければならないという危機感を駆り立てたのは、何だったのですか。
変革が最初に始まったのはだいたい15年くらい前のことだ。当時私は「オフィス」部門の責任者だった。サーバーやデスクトップにあるソフトウェアが徐々にクラウドへと動いているのを目の当たりにした。これが変革のきっかけだったと思う。
マイクロソフトはつねに自分たちの現在地を見極め、業界のトレンドに注目し、未来がどうなるかを考えている。説得力のあるビジョンを掲げ、それに向かって目標を設定する。提案できる価値を著しく高めるには、クラウド化が必要だった。
当時私がオフィス事業を率いる一方、現在CEOを務めるサティア・ナデラは(データベース言語の)SQLやウィンドウズサーバーといったサーバーのソフトウェア開発の責任者で、彼も同様の変化を感じていた。そうした中でビジネスモデルの転換をしていくことを決心し、現在展開するクラウドインフラサービス「アジュール」が生まれた。





 
         
         
         
        
       
         
         
         
         
         
         
         
        













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