【予告】 風雲急!ファストファッション新時代 躍進ZARAから老舗アパレルまで

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「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングが本格的なグローバル企業として発展する地歩を固めつつある。同社が10月10日に明らかにした2019年8月期決算では、主力のユニクロ事業の海外営業利益が国内部門を上回った(海外事業が前期比17%増の1389億円となったのに対し、国内事業が前期比14%減の1024億円)。

グローバルなファストファッション企業としては、ファーストリテイリングの先を走る企業がある。「ZARA」で知られるインディテックス(本社・スペイン)だ。成長著しいアジアマーケットに強いユニクロに対し、欧州を中軸とするZARAという構図。アジアの成長とともに、ユニクロが「ZARA超え」を達成する日も近いのかもしれない。

本連載では「ユニクロ vs. ZARA」を軸とするファストファッション業界最前線について、11月11〜15日に、以下の記事を公開していく。

11日公開 世界トップを走るZARA 驚異の戦法

2018年12月に撮影されたインディテックス創業者のアマンシオ・オルテガ氏。同氏は世界有数の資産家だ。左はフローラ・ペレス夫人。(Photo by Europa Press Entertainment/Europa Press via Getty Images)

特集「風雲急!ファストファッション新時代」の他の記事を読む

ZARAを展開するインディテックス(本社スペイン)の売上高は約3.1兆円と、2位のH&M(本社スウェーデン)の1.3倍。営業利益率に至っては、H&Mや世界3位であるファーストリテイリングよりも5ポイント以上高い16.7%に達する。

ZARAの強さの秘密はどこにあるのだろうか。第1回は、ZARAの戦略に詳しい齊藤孝浩氏(『ユニクロ vs. ZARA』著者)に話を聞く。

12日公開 絶好調ワークマンの「真」の実力

ワークマンプラスのららぽーと立川立飛店(東京都立川市、写真:ワークマン)

第2回(12日公開予定)は作業服チェーンの「ワークマン」の戦略を深堀りする。ファストファッション分野にも乗り出している同社の既存店売上高はこの9月まで24カ月連続で前年越え。店舗数は843店に及び、国内だけならユニクロ(直営店772)を上回っている。

ワークマンの直営店は53店舗のみ。フランチャイズ店が全体の93.7%にのぼる同社のビジネスモデルの特徴はどこにあるのか。そして、この先にどのような販売戦略を進めていくのかを分析していく。

13日公開 「異色の黒船」デカトロンの正体

2019年3月29日にオープンした日本第1号店「デカトロン西宮店」。阪急西宮ガーデンズ本館3階に出店した(写真:デカトロンHPより)

第3回(13日公開)は異色の黒船「デカトロン」を取り上げる。同社は1976年創業。2019年4月現在で54カ国に1500以上の店舗を持つ、世界最大のスポーツ用品チェーンストアだ。今年3月に日本に進出。2号店以降の展開はどうなるのか?同社の戦略をリポートする。

14日公開 オンワード、三陽商会…名門アパレルの懊悩

三陽商会が展開する「マッキントッシュ フィロソフィー」

第4回(14日公開)は既存アパレルの苦悩について深堀りする。三陽商会は10月30日、2019年度の第3四半期決算を発表。販売不振により、2020年2月期の連結純益予想を従来の7億円の黒字から15億円の赤字に修正。4年連続の赤字だ。

百貨店向けブランドを多数展開するオンワードホールディングスも苦しい。同社は国内外の店舗数百店を閉鎖するなど構造改革を断行するため、2020年2月期は約240億円の最終赤字(従来予想は55億円の黒字)に転落する。こうした老舗企業の苦闘についてリポートする。

15日公開 ZARAと頂上決戦へ ユニクロ「次の一手」

ユニクロはEC戦略に一段と力を入れる

ECを本業にする──。ファーストリテイリングは、10月10日に開催した2019年8月期の決算説明会でそう打ち出した。

前期の売上高全体に占めるEC比率は11%。一見低く思えるが、2583億円というEC売上高は国内アパレル企業で断トツ。売上高に占める比率では、インディテックスも同様の水準だ。

ファーストリテイリングはインドを含むアジア地域での売り上げ拡大、そしてECなどデジタル技術を駆使したビジネスモデルの変革により、ZARAとの頂上決戦に挑む。最終回(15日公開)では「ユニクロの次の一手」を読み解く。

本連載「ファストファッション新時代」は11月23日号の特集としても掲載します(書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)
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