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巨大化するディズニー、「フォックス買収」の勝算 娯楽帝国はいかに「買収巧者」となったのか

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集中連載|コンテンツ王国 ディズニーの逆襲[第1回]

D23にはアメリカ50州、47カ国からディズニーファンが集結した(記者撮影)

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2019年3月、21世紀フォックスを713億ドル(約7.5兆円)で買収したアメリカのウォルト・ディズニー・カンパニー。11月には自社のコンテンツを活用した動画配信「ディズニー+(プラス)」で、インターネットを介した新サービスに乗り出す。巨大化するコンテンツ王国の今を3回連載でお伝えする。

8月23~25日、アメリカ・カリフォルニア州アナハイムで開かれた「D23エキスポ」。ディズニーが主催して2年に1度開く、ディズニーファンのための大規模イベントだ。

ディズニーにはD23というファン組織があり(名称はディズニーが1923年に創業されたことに由来)、D23エキスポはその最大のイベントという位置づけ。だが、それだけではない。テレビ、映画、テーマパーク、商品といったディズニーの各部門が「新しいニュースがあれば、D23で発表する」(ディズニー関係者)。D23を見れば、ディズニーが目指す方向を確認することができる。

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