有料会員限定

思惑交わる異業種タッグ 自動車

印刷
A
A
会見で握手するトヨタの豊田社長(右)とソフトバンクの孫会長(撮影:風間仁一郎)

特集「変容を迫られるニッポン株式会社」の他の記事を読む

自動車業界は100年に1度の大変革期に突入している。エンジンなどの性能や販売台数を競う時代から、新たな移動サービスを提供するCASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)へと競争の軸足が移行。2019年は異業種を交えた覇権争いが一段と激化しそうだ。

すでに前哨戦は始まっている。18年10月、自動運転技術など新しいモビリティサービスで手を組んだ、トヨタ自動車とソフトバンクグループの動きだ。両社は配車サービスなどを手掛ける新会社「モネ テクノロジーズ」を設立し、18年度中に事業を開始。将来はライドシェアなども展開していく。企業文化や歴史のほか経営スピードまでが違う、まさに“水と油”の巨人同士を近づけたのは、トヨタ側の危機感にほかならない。

ソフトバンクに出遅れ危機感募らせていた

「車を造る会社からモビリティサービス会社に変わる」。トヨタの豊田章男社長は18年1月に、テクノロジー企業の展示会として有名な米国のエレクトロニクスショー「CES」に初めて登壇して、そう宣言。会場ではライドシェアなどに活用する電動の完全自動運転車「イーパレット コンセプト」を発表。これまで名指しでライバル視してきた米アマゾンと提携したほか、中国のライドシェア大手、滴滴出行(ディディ)とも手を結んだ。

関連記事
トピックボードAD
連載一覧
連載一覧はこちら
トレンドライブラリーAD
人気の動画
平気で「おにぎり」を買う人が知らない超残念な真実
平気で「おにぎり」を買う人が知らない超残念な真実
三井物産、肝煎りの「ロシアLNG」で正念場
三井物産、肝煎りの「ロシアLNG」で正念場
ファミマと伊藤忠が狙う「セブン-イレブン1強体制」打破の勝算
ファミマと伊藤忠が狙う「セブン-イレブン1強体制」打破の勝算
工場が消える!脱炭素が迫る最後の選択
工場が消える!脱炭素が迫る最後の選択
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
特集インデックス
変容を迫られるニッポン株式会社
クレジットカード
保険|「デジタル化で保険の事業モデルは激変」
損害保険
生命保険
平成の教訓|証券|「ブロックチェーンで再び革命を起こす」
フィンテック
銀行|「金融界に3つの波、異業種と提携加速」
銀行
平成の教訓|コーポレートガバナンス
平成の教訓|倒産
バイオ|「投資家が納得する事業モデル構築を」
平成の教訓|製薬|創薬はエベレスト登頂ほど難化
製薬
平成の教訓|化粧品|小売りが大きく変化した30年
酒類|「『ドライ』は変えない、飲み方提案を強化」
酒類
食品|「家庭内消費は激減、高単価路線が必須」
食品
外食|「客は価値あるものにおカネを惜しまない」
外食
通販|「ECは脅威でない 紙の露出を増やす」
家電量販店|「店舗とネットのオムニ戦略が重要」
家具・雑貨
アパレル
百貨店|「顧客に寄り添った『物語』が必要に」
百貨店
スーパー
コンビニ
平成の教訓|流通|「規模を求めるな、壁を破り続けよ」
通信
工作機械
平成の教訓|精密機器|「業態転換のカギは新事業への貪欲さ」
電子部品
半導体
電機|「タイムマシンだってネットで実現できる」
平成の教訓|電機
電機|「AV機器で大手に伍するブランド作る」
電機
配車サービス
平成の教訓|自動車
自動車
IT|「低リテラシー層はポスト平成に激減」
IT|「相手は米中テック企業 AI、金融に勝機あり」
IT
GAFA
ゴーン氏逮捕、私はこう見た(2)作家 江上 剛
ゴーン氏逮捕、私はこう見た(1)神戸大学大学院教授 三品和広
検証ゴーンショック
検証 ゴーンショック|「グローバル経営道半ば 人材不足の日本企業」
変容を迫られるニッポン株式会社
»»PART Ⅰ 国内産業
トレンドウォッチAD
  • 新刊
  • ランキング
東洋経済education×ICT
有料会員登録のご案内