楽天、サイバーエージェント、ディー・エヌ・エー、カカクコム――。日本におけるネットベンチャーの草分け的企業の多くが、1990年代後半に創業した、いわば「20年ベンチャー」だ。その先頭を走り続けているのがヤフー(1996年創業)である。
そんなヤフーが今、大きな変革期を迎えている。今春、経営体制を一新、40代の執行役員を複数加え、”若返り”を図った。同時に年間300億円に上る新領域投資を打ち出し、直近ではスマホ決済やビッグデータ関連事業に踏み出している。
新たな経営体制の課題は何か。GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)をはじめとするテックジャイアントが全世界で猛威を振るう中、日本のIT・ネット企業はどう戦っていくのか。ヤフーの川邊健太郎社長にじっくり聞いた。
インタビュー(全4回)の初回は、9000万人に上るヤフーユーザーの利用動向や、ネット業界に押し寄せる「パーソナライズ(個人最適化)」の大波について分析し、ヤフーの進むべき道を構想する。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
東洋経済ID 会員特典
東洋経済IDにご登録いただくと、無料会員限定記事を閲覧できるほか、記事のブックマークや著者フォロー機能、キャンペーン応募などの会員限定機能や特典をご利用いただけます。
東洋経済IDについての詳細はこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら