有料会員限定

高額な医療費は公的制度をフル活用 医療費の経済的リスクに備える

✎ 1〜 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 14 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小


医療費への備えとして頭に浮かぶのは民間保険だが、利用できる公的制度を知ることが第一だ。

医療費が本格的にかかるのは70歳以降

特集「定年後おカネ大全」の他の記事を読む

誰しも年齢が上がるにつれて、健康に自信を失うようになってくる。

実際、厚生労働省の調査でも、40代後半から高血圧性疾患や糖尿病、悪性新生物(がん)など「生活習慣病」の患者が増加。特に高血圧性疾患の患者数は群を抜き、推定では50歳以上の2人に1人が高血圧だともいわれている。

とはいえ、医療費が本格的にかかるのはまだ先のことだ。厚生労働省の統計によると、生涯医療費は男性2600万円、女性2800万円で、その約半分は70歳以降だ。もちろん健康保険などが適用になれば、1~3割の自己負担で済むが、女性は長生きの分、かかる医療費が男性よりも多い。

医療費はどんな病気にかかるかでも大きく変わる。主な傷病の入院費用を見ると、最も高額なのは「脳血管疾患」だ。

脳卒中などは、一般的に平均在院日数が長く、術後のリハビリ期間も長期化する可能性が高い。退院後に要介護状態ともなれば、介護ベッドや車いす、住宅のリフォーム費用などが発生する。

関連記事
トピックボードAD