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異形のスルガ銀行 ずさん融資で暗転 第三者委員会が実態究明へ

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地方銀行トップクラスの収益力(→関連記事『地銀105行 本業利益ランキング』)を誇るスルガ銀行が岐路に立たされている。

社会問題となった女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」を運営するスマートデイズが破綻し、投資資金を貸したスルガ銀行の業績を直撃。融資が焦げ付くリスクが高まったため、6期連続の最高益更新を見込んでいた2018年3月期の連結純利益は210億円と、前期の半分以下に沈んだ。

5月15日には米山明広社長が静岡県沼津市内で会見し、関連融資に関する内部調査の概要を発表した。融資残高はスマートデイズ以外も含めて1258人分、2035億円にも上り、審査を通りやすくするための通帳改ざんや、過剰融資を引き出すために売買代金を水増しした二重契約書が作られていた事実が明らかになった。

米山社長はこれらについて、「相当数の社員が認識していた可能性がある」「連続増収増益がプレッシャーに変わり、審査より営業が強くなってしまった」と認めた。営業部門の幹部が審査担当者を恫喝する例もあったという。

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