全国で地銀再編が進む中、愛知県はどうなるのか。県内最小規模の中京銀行・永井涼頭取を直撃した。
──従来、再編について前向きな姿勢を示してきました。
経営統合や合併は銀行経営の選択肢の1つ、という考え方は変わらない。ただ現在は、そうした動きや話はまったくない。地銀の役割は地域金融の安定で、そのためには規模と収益力、経営基盤が必要だ。この時代に再編を考えていない頭取はいないのではないか。言うか言わないかだけの違いだと思う。
地銀再編は進んでいくだろう
──再編を通じた規模拡大が必要との考えでしょうか。
もちろん一定の規模は必要だが、それ以上に重要なのは経営基盤だ。要は中身であり、収益体質の強化ということ。これがないと次の一手も打てない。
──さらに再編が進みそうです。
進んでいくだろう。ただ、現状ではなかなか持ち株会社方式の統合から次の段階(合併)へ進まず、効率化が進展するのはこれからのようにも見える。
──今後、中京圏でも再編が進むのでしょうか。
何とも言いようがない。当行の筆頭株主である三菱UFJ銀行からも、統合・再編について何も指示されていないし、保有株を売却するとも聞いていない。中京地区はマーケットが豊かだった。「名古屋金利」で金利が低いが、各行とも慎重で経営基盤がしっかりしている。もちろん、その時が来るならば、それに備えて収益体質を作り上げ、波に乗れるようにしたい。
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