動画配信サービスを軸にFX(外国為替証拠金取引)やオンラインゲームへと歩を進め、拡大を続けるDMMグループ。直近もアフリカでの事業支援、仮想通貨ビットコインのマイニング(採掘)など種々雑多な事業に次々手をつける。グループ会員数2700万人を超えた連合艦隊の行く先は──。亀山敬司・DMMホールディングス会長に聞いた。
──即時買い取りアプリ「CASH(キャッシュ)」運営会社を70億円で買収したのは広く話題になりました。2017年はほかにもさまざまな分野に参入しています。
参入を決めるポイントの一つは、世間の支持をちゃんと受けられるものであること。いくら儲かっても世間に支持されなくては長続きしない。ユーチューブも以前は法律的にグレーで、テレビ局などと鋭く対立したが、ユーザーからの強い支持があったから生き残った。世間の見方がどうなのかは、かなり大きなポイントだ。
もう一つは「はやりもの」であること。うちのような会社だと、伝統的な大企業ではできない、ちょっとやんちゃなサービスをユーザーから期待される。たとえばDMMが既存のインフラビジネスなんてやれるわけがない。一方で、アフリカでのビジネスやビットコインはこれから盛り上がりそうだから、じゃあ早めに参入しようか、という具合だ。
この記事は有料会員限定です。
東洋経済オンライン有料会員にご登録頂くと、週刊東洋経済のバックナンバーやオリジナル記事などが読み放題でご利用頂けます。
- 週刊東洋経済のバックナンバー(PDF版)約1,000冊が読み放題
- 東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
- おすすめ情報をメルマガでお届け
- 限定セミナーにご招待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら